看護師のキャリアアップ

アップデート: 2014 年 7 月 2 日

<看護師は勉強家>

看護職はとても奥の深い仕事です。一口に看護師と言っても、外来の看護師、病棟の看護師、手術室の看護師など働く場所も様々で、所属する部署によっても仕事の内容に差があります。一般的な定義として、看護師の基本的な仕事は「療養上の世話」と「診療の補助」となっています。しかし、現代の医療は高度化、多様化しているので看護師もただ患者の世話や医師の手伝いをしていればいいというものでもありません。医療技術や治療薬は日々発展し、看護師もいろいろな病気や薬の知識を常に勉強していかなければなりません。そのため、病院内での研修や勉強会などもよく行われていますが、自分からもっと高度な看護を身につけたい、病院の外でも活躍したいと思ってキャリアアップを目指す看護師もたくさんいます。

<キャリアアップの方向は様々>

看護職のキャリアアップにはまず、看護師としての職位を上げる方法があります。経験を積むことで主任や看護師長といったポストへ昇格することができます。さらに、特定の分野でのスペシャリストを目指すのであれば、専門の勉強をして認定看護師や専門看護師の資格を取ることができます。

また、看護師としての知識や経験を活かせば、他の職種へ転職することも可能です。その代表例は保健師と助産師で、どちらも看護師資格を持った人がさらに資格を取ることでなることができます。保健師は地域や集団に対しての病気の予防や衛生管理などを担当し、助産師は出産の援助の他、妊婦やその家族への育児指導や出産後の育児相談などを行います。

その他、最近注目されているのは看護師が独立し、訪問看護ステーションを開業することです。そのためには経営に関することも学ばなくてはなりませんが、自分がやりたい看護を提供できるという強みがあります。現在、在宅医療のニーズの高まりから訪問看護師の需要も伸びているのでこの分野を目指し転職する看護師も増えています。

<看護師のキャリアアップに関する問題>

最近は男性の看護師も珍しくなくなってきましたが、それでも看護師はその多くを女性が占める職業です。そのため、キャリアアップに関しても結婚や出産・育児という女性ならではの問題がつきまといます。日本ではどうしても「家事や子育ては女の仕事」という風潮があり、結婚や出産を機に家庭を優先し退職してしまう看護師も目立ちます。実際、看護師のように夜勤や長時間勤務が多いハードな仕事をしながら子供の面倒を見るというのにも無理がありそうです。

さらに、認定看護師などの資格を取るにも時間や費用がかかるため、子育てをしながらキャリアアップをすることに無理を感じ、やはり家庭を優先してしまう傾向もあります。一度産休を取ってから再チャレンジ、と思っても看護技術は日進月歩なので復職した時についていけるのかという不安も残ります。

最近では病院としても看護師のワークライフバランス向上のためいろいろな取り組みを行っています。勤務時間を調整したり病院に保育所を併設するなどしてできるだけ働きやすい環境を整える活動が行われていますが、看護師がキャリアアップを考える上でもそういった取り組みが期待されます。

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